虫歯について
虫歯について
虫歯は、う蝕病原細菌が産生した酸によって、歯が溶かされる病気です。
歯は皮膚とは違い再生能力がないため、細菌を徹底的に除去した後に人工物で補填しなければなりません。
虫歯を放置して歯の内部にある神経まで達した場合、神経で炎症がおこり、激痛を伴います。
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。
歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態。冷たいものがしみることがありますが、まだ痛みはありません。
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態。冷たいものや甘いものがしみるようになり、ときどき痛むこともあります。
神経まで虫歯が進行した状態。熱いものがしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。
歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態。神経が死に、痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛みが出ます。