診療内容
■妊娠歯科治療
妊娠中はなぜお口の環境が悪化しやすいかを知ろう!
- ● 女性ホルモンが増加することで、歯周病菌が育つ
- ● 体内の免疫力が低下に伴い、歯肉の免疫力が低下する
- ● だ液の分泌量が低下するため、口の中が乾きやすくなる
- ● だ液の酸の中和する力が落ち、口の中が酸性になりやすい
- ● こまめに何度も食事をとるため、歯の再石灰化ができない
- ● 食生活が乱れ、栄養摂取が偏りがちになる
- ● つわりにより十分な口腔清掃が行えず細菌性プラークが停滞する
妊娠中の治療について知っておこう!
【妊婦初期 / 妊娠〜4ヶ月】
切迫流産が起こりやすい時期。いろいろな悪影響が受けやすく、治療は控えた方が安心です。
【安定期 / 5ヶ月〜7ヶ月頃】
心配なく治療をおこなえる時期。
【妊娠後期 / 8ヶ月以降】
臨月に入ってからは、急なお産で中断する可能性もあるため、治療は控えた方が安心です。
母子感染について知っておこう!
産まれてからの赤ちゃんの歯育で最も大切なのは母親の口腔内環境をきれいにすることです。産まれたばかりの赤ちゃんの口腔内にはむし歯の細菌(ミュータンス菌)は存在しません。小児のむし歯の始まりは、母親からの乳児へのだ液を介して伝播する「母子感染」が一番多いと言われています。特に食べ物をあらかじめ噛んで子供に与える「噛み与え」やスプーンやお箸を親子で共有することによって伝播します。母親がミュータンス菌を多く待っていれば、赤ちゃんに感染する確率・感染する歯数が多くなる可能性が高くなります。一般的にミュータンス菌は生後19ヶ月(1歳7ヶ月)~31週(2歳7ヶ月)の間に定着することが多いと言われています。