■摂食嚥下機能療法(乳幼児~高齢者) 摂食指導を行うため専門医が在籍しております。食べる機能の遅れや障害のある患者様への摂食指導、子どもから高齢者までどなたでもご相談ください。 摂食嚥下機能療法 担当 向井美惠 昭和大学名誉教授 朝日大学客員教授 日本障害者歯科学会指導医 日本老年歯科医学会専門医 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 Q:「摂食嚥下リハビリ」はどんなことをするの? A:ゆう歯科医院で摂食嚥下リハビリ(摂食機能療法)の内容の概要を以下に示します。 1.日常の食事や栄養の摂り方などについて改善のための指導をします ・食べることで、どんな些細な事でも困っている事について、ご家族や施設の皆さんと話し合いながら、必要な場合には他の機関と連携しながら相談に対応します。 2.食べる機能(摂食嚥下機能)の診断をします。 ・食べ方・飲み方が上手くできない機能状態について舌、あご、口唇、喉頭など個々の 器官の動きやそれらの協調した動きについて姿勢を変えるなどして診断を行います。 3.食べる機能(摂食嚥下機能)の診断に基づいて以下のようなリハビリテーションプログラム(訓練指導)を立てます。 ・食べる機能に必要な筋肉に対して筋訓練 ・飲み込む反射を促す刺激訓練やムセ、誤嚥(誤嚥)を防ぐ食事姿勢などの訓練指導 ・患者様の食べ方、介助者の患者様への介助法の指導 ・食べる機能状態の適した食事の調理形態やトロミ使用による再調理の指導 Q:「摂食嚥下リハビリ」の対象は? A:当歯科医院の摂食嚥下リハ(摂食機能療法)外来の対象患者様を以下に示します。 1.赤ちゃん、お子さん、就学期の児童生徒、大人の方、高齢の方、年齢は問いません。 ・チューブ(経管)や胃ろうから栄養・水分を摂っている方。 ・生まれつきの病気(脳性麻痺、ダウン症など)で食べることが困難な方。 ・脳卒中、パーキンソン病、認知症などで食べることが困難なかた。 ・食べるとむせることが多い方。 ・よく噛まない、丸のみしている、食べるのが遅い等、食べ方に問題がある方。 2.離乳食の食べさせ方、離乳食の食形態、使うスプーン、フォーク、お箸の形や使用時期、極端な偏食などで迷っている乳幼児の保護者の皆さん 【診療費】原因となる病気がある場合は保険診療です。 ◆◇◆診療環境◆◇◆ 入り口、診療室内はバリアフリーです。車椅子などでの摂食外来の受診は勿論可能です。 実際に食べる様子を見せていただき、飲み込む機能のどこの部分が困難になっているのかを診断します。そして今できることを伸ばし、さらに食べ物を用いない間接訓練や食事環境の整備などを進めていきます。