診療内容

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■歯周病治療

歯周病と全身疾患の関連性があります。消化器官の入り口である口腔内の管理をお手伝いさせていただきます。

【なぜ歯周病が怖いのか!】

全身の病気への影響度が高いことをしっかりと知ってほしい!

歯の少ない人ほど、医療費が高いという相関関係があることが、色々な行政の調査で判っています。歯は食べ物が始めて出会う「消化器」であるだけに、歯を失うと、からだ全体に及ぼす影響が高いのです。さらに、歯周病が全身のさまざまな病気に関わっていることがわかってきています。 歯周病菌が全身の病気を引き起こす理由は、歯肉にある豊富な毛細血管にあります。 歯周病原因菌が歯肉組織まで侵入してくると、豊富な血管に入り込み、血液を介入して全身にまでまわります。その結果、身体の各部にまで、病気を発症させることになるのです。

【関連性が問題となっている病気】

  • 脳:認知症・脳梗塞
  • 心臓:細菌性心内膜炎・心筋梗塞・狭心症
  • 血管:動脈硬化
  • 肺:肺炎
  • 子宮:低体重児出産、早産

その他に、糖尿病・がん・骨粗鬆症・バージャー病・HIVなどに関連性があると証明されています。

【歯周病には段階があることを理解しよう】

歯周病段階1期
I期 歯肉炎
歯肉ポケット 3mm以内
歯周病菌の出す毒素などで歯茎が腫れ、むずむずする。赤く腫れるが、見た目ではまだ判りづらい。
治療
方法
歯の周りの歯垢や歯石を取り除き、毎日規則正しく丁寧にブラッシングを行う
歯周病段階2期
II期 軽度歯周炎
歯肉ポケット3mm以上〜5mm以内
歯周ポケットという溝ができ、歯垢や歯石が溜まる。歯茎から出血したり、膿が出ることも。同時に徐々に歯槽骨が溶け始める。
治療
方法
歯周ポケットの歯石を取り除き、ブラッシングやマッサージを行う
歯周病段階3期
III期 中等度歯周炎
歯肉ポケット5mm以上〜7mm以内
炎症が奥まで進み、歯茎はブヨブヨした状態になり、血や膿が出て、口臭もひどくなる。歯槽骨がかなり溶けて、歯がぐらついてくる。
治療
方法
ブラッシング・マッサージ・歯石の除去と、必要に応じて歯周外科手術を行う
歯周病段階4期
IV期 重度歯周炎
歯肉ポケット7mm以上
歯周病の末期症状。 歯槽骨がほとんどなくなって、歯根が露出する。ものを噛むことが出来ず、歯が抜けることも。
治療
方法
歯の保存は難しく、抜歯が必要となることが多い